2001年3月29日、この日は子供ばんどファンにとって特別な日であった。
ネットで集まった子供ばんどファンが子供ばんどのコピーバンドを結成し
そのコピーバンドに、元子供ばんどで現在はGRANITE HOUISEのドラム
やまとゆうさんと元RCサクセションで現在は小川銀次バンドで活躍中の
小川銀次さんをゲストに迎えて、東京・四谷でライヴを開催した。
そのコピーバンドの名前は『子供だんぼ』
メンバーは、snachさん、くにぱぴぃさん、かざあさん、ヒューズさん、
うさダンさん、HiDEさんだ。
そのライヴで、「一曲歌っていいよ」とだんぼのメンバーが僕にも声を
かけてくた。
全国から集まった子供ばんどファンと一緒に大いに盛り上がったライヴ
だった。元メンバーがゲストで参加して下さったステージだっただけに
ファンにとっては夢のような一夜であった。

それから、約半年後、だんぼのメンバーはやはりじっとしてはいられなかった。
『来年5月5日の子供の日にビッグなイベントをやろう!』
メンバー皆の意見であった。

そう、5月5日。それは子供ばんどファンにとって特別な日であった。
毎年、子供ばんどは5月5日の子供の日のライヴを皮切りに全国ツアーを
していたのだ。ファンは毎年5月5日を首を長くして待っていた。
子供ばんどが1988年に活動を中止してからは毎年寂しい5月5日だった。
しかし、2002年は違う!
だんぼがまたやってくれる!
昨年後半からワクワクしていた。

だんぼのヴォーカル、snachさんは昨年後半から、多忙な中、子供ばんどの
メンバーにコンタクトを取り、綿密な計画と行動で大奮闘してくれた。
時には大阪にまで足を運んでた。
彼の行動力・実行力には脱帽であり、大感謝である。
他のメンバーももちろんじっとしていたわけではない。
各々がそれぞれの役割を持ち、5月5日のイベントを成功させるために、
大奮闘した。
今回は光栄にも、僕もだんぼの練習に参加させてもらうことができた。
本番でも、数曲を歌わせてもらえることになった。
やったぜ、ベイビー(^o^)v

5月5日 
午前11時30分>
大阪・伊丹空港でD.Dさんと待ち合わせ。
東京に行く際は出来る限り新幹線を使うことにしているが、今回は連休中
ということもあり、新幹線は込むし割引もないので飛行機にした。
なぜ、新幹線を使うかというと、理由は一つだ。
乗り込む際に、カバンのチェックがないということ。
もう、すでにご存知の方は周知の事実だが、関西組が上京する時の荷物の
中身は、腰みの・木ブラ・花の首飾り・骸骨マラカスなど、ライヴを盛り上げる
為の小道具しか入っていないのである。
これらが、万一、空港でのチェックで引っかかって、カバンの中身を全部調べ
られたらと思うとやはり恥ずかしい。。。(/o\)
しかし!! 今回はその恐怖のチェックが空港係員から入ってしまったので
ある。。。。
『あのー、すいません、カバンの中に・・・・・』
ビクっ! 恐れていたことが・・・・・
『ライターが二つ入ってます。機内へはお一人一つしか持ち込めませんので
お出しください。』、と。
なんや〜、ライターかぁ〜(ホッとした〜(^_^;))
しかーし、ライターを出すためにはカバンを開けなくてはならないのであった。。。
カバンをちょこっとだけ開けて、手探りでライターを捜したのは言うまでもない・・・

<午前12時30分>
無事、飛行機内に搭乗した。
手荷物として持って入ったギターをスチュワーデスさんに預けて、席についた。
席につくやいなや、通路を歩くスチュワーデスさんを見て、はっとした。
『このスチュワーデスさん、どこかで見たことあります。どこやったかなあ』と
D.Dさんに言うと、
『患者さんか?』
と言われた。
『患者さんやったかなあ〜?? しかし、鮮明に見覚えのある顔なんですけどね。』
と、言いながら誰だったか思い出していた。数十秒後、誰だかわかった。
患者さんでも知り合いでもなかった。
さっき、ギターを預けたスチュワーデスさんだった(^_^;)
そりゃ、鮮明に覚えてるっちゅーねん、と自分につっこんでしまった。

恐らく、心はすでにROCK'N'ROLL WILL NEVER DIE!!の状態だったのだろう。
よーわからんけど(^.^)

<午後1時30分>
東京・羽田空港に到着。
預けた荷物をベルトコンベアのところに取りにいったら、機内で見失ったD.Dさんが
いつのまにか、マフィアの女ボスに変身してコンベアに乗って運ばれてきた・・(/o\)
少々苦笑いの僕であった。。。。
またかっ・・・・・。

<午後2時過ぎ>
モノレール・山手線を乗り継いで渋谷に到着。
もともと、東京生まれのD.Dさんは渋谷も庭みたいなようで、クロコダイルに
向かって迷わず進んでいった。

と、書きたかったところだが、実は、駅から道路に出る出口もよくわからず
道路に出てからも、スクランブル交差点を行ったり来たりした(^_^;)
連休中の日曜ということで、渋谷を人でごっちゃがえしていた。
その後、地理を思い出したのか、D.Dさんはクロコダイルに向かってどんどん
進んでいった。
前日に買ったおニューのスニーカーのお陰で僕もすいすい歩くことが出来た。
(ザ・シューズで1980円なり)

<午後2時半>
クロコダイルに到着。
ここが、あの、子供ばんどがリックデリンジャーと共演したとこか〜、とワクワク
しながら階段を降りた。
(KODOMOBAND with Rick Derringer&Tom Peterson)

階段を降りると、すでにGRANITE HOUSEの面々、小川銀次バンドの面々、そして
ばんび、だんぼのメンバー、その他のスタッフの方々がすでに来場していた。
『おはようございま〜す(^o^)丿』『おはよ〜(^o^)丿』『ご苦労さん(^o^)丿』
みんなの顔がどこか緊張の中にも活き活きしたものがあった。
そりゃ、どうだわね〜。
だって、約半年前から企画していたイベントがまさにこれから始まろうとしている
んですから〜。

<午後3時過ぎ>
子供だんぼのリハが始まった。

やはり、どの顔も真剣だ。
僕はふてくされているわけではない。真剣なのだ。
下の写真は貴重だ。小川銀次氏がレスポールを使用している。
実は、だんぼは半音下げチューニングなので、リハ時のみ
snachさんのギターを使用して参加して下さった。
もちろんだが、リハの最中、目の前にはGRANITE HOUSEのメンバー
小川銀次バンドのメンバーである。
プロの前でステージでリハしている自分がここにいること自体が変な
気分であった。

続いて、子供ばんびのリハ。
Vo.HAJIME、G.BAD坊主、G.masamiのアコースティックな3人編成で
子供ばんどのナンバーを渋く、かっこよく聴かせてくれた。

その後、GRANITE HOUSE、小川銀次バンドのリハが続いた。
本番もさることながら、プロはリハも圧巻であった。
プロのバンドのリハを聴いてからというものは、同じステージに上がらせて
もらうことに対する緊張と興奮が高まった。

とうとう、リハが終了した。

<小川銀次バンド>
ジュラシックパークのSEが場内に流れた。
どうしてジュラシックパークが流れたのか・・・・
それは、昨年、銀次さん・D.Dさんと僕の3人でUSJに遊びにいった時に
ジュラシックライドに乗った時に非常に楽しかった想い出があるからだと思う(^.^)   
ココ参照(ご覧の際にはくれぐれも音量にはお気をつけ下さい)

小川銀次バンドは昨年の7月28日にデビューしたばかりだ。
しかし、そのメンバーのクオリティーは超一品である。
小川銀次バンド、小川銀次氏に関しての詳細はhttp://www.ginjiogawa.com/で。

4月27日から5月3日に九州ツアーを終えたばかりとあってかなり体力を消耗した
状態での今回のステージだったにもかかわらず、そんな疲れは一切感じられない音であった。
超絶テクニックの銀次さんのギター、それをあおるかのような、永井さんのテクニカルで
ドライヴ感あふれるベース、山口さんのド迫力ドラム。
バンドとしてはまだ一年未満だが各々が、卓越し確立された技で迫力ある音を奏でる。
このバンド。見るたびに、3人の一体感が増し、どんどん成長しているバンドである。
今後も目が離せない。


<GRANITE HOUSE>
言わずと知れたお馴染みのバンド。
そのステージアクトはいつもエネルギッシュだ。
場内に響き渡るPEEさんのヴォーカル。
メロディアスな音を奏でるTAKAHIROさんのキーボード。
隠れキャラ的存在でGHのリズムを支えるNORSVICKHさんのベース。
縦横無尽にストラトを操るたにへいさんのギター。
子供ばんど時代から変わらず、いやそれ以上にパワフルなゆうさんのドラム。
どれをとっても、魅力的で、ノリのいいサウンドで会場が一体となった。
フィナーレかと思うほどのお祭り騒ぎ(^o^)丿
あのぉ。。。。 この後、僕ら、やりづらいんですけど。。。。。

そのころの、ステージ横の控え場所でのだんぼの会話。
『このまま帰ろうかぁ・・・・・(/o\)』



<子供ばんび>
アコースティックで子供ばんどをやってのけちゃった!!
いきなりの『ONE WAY』

 夕暮れの街に 明かりがともる
 忘れかけていた 小さな温もり
 遠く聞える 子供達の 声

渋すぎる! かっこいい!
その後も次から次へと繰り広げられるアコースティックな
子供ばんびの世界
オーディエンスをくぎ付けにしている。。。
うぅぅぅぅぅぅ〜 まじ かっこいい〜 



<子供だんぼ>
次回に続く・・・・