衝撃のライヴ・パフォーマンスに、頭脳狂乱!!

(ライヴハウス /ルイード 田中俊博氏 雑誌名は不明)

半ズボン、ユニークな三つ折りソックスで、ロンドンの各ライブハウスを

所狭しに踊り狂っているともっぱら噂の…あのギブソンSG

アンガスぼうやと、以前から噂に高いウズキぼうや率いる子供ばんどを、

ぼくはぜひジョイントさせたいと思うネ!

例えば、日本のロック・シーンの中で、永ちゃんや山下達郎を

メロディー・メーカーとして強力に位置付ける事ができるとすれば、

彼ら“子供ばんど”は、日本のハード・ロッカーの伝統(なんてさらさらないけど)

を素直に引き継ぐ最高のロックンロールブギーバンドと言えるだろう!

初期のブリティッシュ・ロック・シーンにおけるステイタスクォーや

ザ・フー等の影響力の大きさは、彼らのライブステージ上の演出に

見出すことができると思う。

コードレスギター、そしてあの特異なエビ反りスタイルのステージアクト、

ライブハウス内を所狭しと躍り狂うギタープレイラニング

(かるく10周くらいは走り回るからネ)など、そのステージ・パフォーマンスの

華麗さは、いかなるロックグループの中でもガ然傑出しているのだ。

ぼくはぼくなりに、以前からロック・ミュージシャンの3大要素として、

まず、第1にメロディーの良さ(むろん、オリジナリティー、選曲を含んで、

彼らは合格だ!)第2にフェイセス(スタイル、顔など…彼らにはアジがある)

そして第3に演出!! つまりライヴ・パフォーマンスだと考えている。

しかし、日本のロックミュージシャンの場合、どうしても演出において

失格だと思うネ。ところがギッチョンチョン!!

子供ばんどにかんしては例外中の例外。

と言うより、そのステージアクトのあまりの華麗さに、ぼく自身、全身の

自律神経がまったく破壊され、ひとたび、彼らのライヴステージに接した後は、

2〜3日、パワーアスピリン(ナチュラル・ハイ)が必要なくらいだ…