特集 5/5 子供ばんどの日

TIME SCHEDULE ON 5/5

 

    9:00から開館になるため、メンバーを除いた各チームのスタッフは8:50に会場前に集合。照明、PA、ガードマン、ヘルパーと多勢の人々が集まり、朝の挨拶がとびかう。「おっはようございまーす」

 

    9:00の開館と同時に照明の仕込み。凝りに凝った照明アクティングのための仕込みはこの日まるまる3時間を費やす

 

    楽屋でははっちとスタッフの一人がミーティング。今日一日のスケジュール表を大きな表を書いて貼りだす。この日はっちの服装はお馴染みの赤ジャンに白の子供ばんどトレーナー、白いコットンパンツにスニーカー。昨晩11:00まで紙ふぶきようの紙をハサミで切っていたはっちの手は豆の山。

 

    11:00にカローラに乗って参上するはずのJickがこない!!原宿までスタッフの昼食40個とドライアイス5kgを買いに行くため、Jickはともかくカローラを必要としていた。11:20スタッフ2名、タクシーで原宿に買出しにでる。

 

    12:30昼食がようやくくる。12:00からの昼食時間が多少のびスタッフはめいっぱい飢えていた。配給されたお弁当は豪華なお寿司。「やったぜ!!」と皆喜ぶ。12:40Jickようやく到着。機材の事で遅刻したらしく、仕方がないので笑顔で許す。

 

    トーベン、タニヘイ、ユウ続いて参上。すでにメンバー用楽屋(20畳ほどの畳の部屋)に転がり弁当をくらう。

 

    メンバー用楽屋の左隣に「本部室」では、子供ばんどオフィスのスタッフ及びブギウギオフィスの森田女史が血眼になって紙ふぶきをこさえている。

 

    1:30 メンバーはステージでサウンドチェックを開始。本部では警備チームの打ち合わせ。

「みんなが立ってワーッとつめかけたら特設はりだしリングがつぶれる。そうなったらこわいだろうね」「もしそうなったらコワイからみんなでにげちゃおうぜ〜」「賛成!!

 

    14:28リハーサル開始。いつになく念入りにサウンドチェックしている。「これがあの練習嫌いのメンバーか」と思わす驚く。久保講堂にコンサートの問い合わせの電話がジャンジャンなる。

 

    祝電や祝いの品が届けられ始める

 

    3:00当日券売り出し開始。即刻売り切れののぼりがあがり「満員御礼」の札とともに花火が打ちあがる。あまりの嬉しさに夢かと思い通りがかりのPAのお兄さんのほっぺをつねったところ「痛い!!」とおこったので「本当だ」と納得した。

 

    夕食用のとんかつ弁当届く。2段式のボリュームまんてんのもの。はっちいわく「700円もしたもの!」この日、スタッフ用のくいもんはえらく恵まれていたようだ。

 

    ステージではリハーサルに益々熱が入り、4:30に終わるはずのスケジュールはまったく狂ってしまった。そろそろ各チームとも大忙しの雰囲気となり、バックステージの出入りも厳しくなった。

 

    リハーサルがいっこうに終わる気配をみせず、各チームはめいめい食事をとる。開場時間が迫ったため、警備チームは1人平均約248秒の速さで夕食をたべた。

 

    5:30開場

 

    と同時にメンバー楽屋に舞い戻る

 

    リハーサルをやりすぎて疲れてステージができるのかと一瞬不安にかられる。

 

    メンバー口々に「はっち!」と叫びいよいよ衣装に着替える。「はっち!僕のくつは?」「はっちアイロン」「はっち!シャツ」「はっち!くつした」「はっち!ももひき」・・・?

 

    客がめいっぱい入っていると聞きにわかに緊迫したムードが流れる。

 

    6:35 ついにプレイ開始 メンバーがプレイを開始したのをしっかり確認し、すぐさま楽屋に手の空いているもの全員集合。なんと300個の風船を口でフーッフーッふくらませるのだ。なんせ大量大安売りの風船、ちょっとふくらますとパンッ!とわれるためみんなびくびくしながら作業する。

 

    途中、会場の様子を視察。げげげ、2階の床がユッサユッサ上下にゆれている。恐怖のため思わず見てみぬふりをする。ただ恐れていた暴動はおこらず「子供ばんどファンのみんなはいい子たちばっかだ!」とえばる。

 

    「来年は武道館で会おうぜ!!」とJickが叫びいったん終了する。但し、すぐにアンコール・コール。結局アンコールは2回。風船もドバーッっとちゃんと放出できた。

 

    8:35 完璧に終了。大急ぎで後片付け。興奮のためバックステージに押しかけようとするファンをとめるのにも苦労する。

 

    9:15すべてのものをとにかく会場の外に放り出す。キャニオンレコードと相談の結果、急遽打ち上げを行うことになった。場所は原宿クロコダイル

 

    ファンが会場出口に多勢たむろしていたため、メンバーはなかなか会場から出られず。ばらばらになってクロコダイルへ向かう。タニヘイは愛車ミラージュ、トーベンは友人の車、ユウは子供ばんどの器材車に器材と一緒に積み込まれJickはカローラで。

 

    10:45 関係者、スタッフ一同全員クロコダイルへ集合。Jickがイスの上にたち乾杯の音頭をとる。(本人は車の運転があるためジュース)

 

    メンバー、スタッフによる“野尻はっち胴上げ”あんまり勢いなく放り投げたため天井にぶつかりそうになりながらクルクル回転する。回転したはずみでユウ、はっちのダブルニードロップを腹にくらう。これが故意であったか偶然の事故かはいまだ不明

 

    各人勝手に楽しみ勝手に帰る

 

心地よい夜風が原宿の街の上をやさしく通り過ぎた・・・かなあ?

 

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