さよなら トーベン BY ユウヤマト

僕がトーベンと知り合ったのは、

忘れようとしても思い出すこともできない。

かれこれ4,5年前にもなるだろうか。

下北ロフトというライヴハウスで

彼らのバンド(ハートセッションバンド??)

が僕たちの前座で出た時のことであった。

当時、彼はまんまるのミラーサングラスかけて

でっぷりとビール腹を突き出し、

ある時はベーシスト、

又あるときはギタリストひ変身しまくって、

その不気味なプレイを繰り広げていたのだった。

そして、大幅な時間を押しまくり、気がつくと僕らは

そのライヴのとりであったにもかかわらず、

2曲くらいしか演奏できずに終了した。

しかし、前座といえ大先輩のバンドに文句も

言わず(言うと殴られそうなので)

敬語まで使っていた。

その後、ちょっとしたアルバイトなんかで

遭ったりしてちょうどその頃、

現ボーイズクラブの"あべ王子"って奴が

子供ばんどのベーシストだったのだが、

心臓病でもうこれ以上ライヴツアーに出られないと

言って脱退することになって、ちょうど職もなく?

ブラブラしていたトーベンに手伝ってもらう

ことになったワケよ。

その後、本格的なコンテスト出場や

全国ライヴハウスツアーなど本当に辛くも悲しくも

美しくも楽しきこの4,5年間。

たまには弱音を吐いたこともあったけど、

湯川さんには世話になったよなぁ・・・(と涙)

今ここで彼が子供ばんどを抜けていくけど、

これからは自分の音楽を精一杯

頑張ってやっていくなら、

あえて止めはしないぜ。

さよなら湯川トーベン。

今まで本当に長いことありがとう。

GOOD LUCK! というわけよ。

 

湯川トーベン特別追悼番組 BY タニヘイ

てなわけで、

今回のトーベン脱退激とあいなりました。

今更何を作文であるかなどとも思うわけで、

つのる思いも数多し。

思い出すことだって数限りないのだ!!

だからこんなわずかな紙面には書けない

(と完璧に言い切る)。

そんなわけで、では何を書くか?

というと、おおいに悩んでします。

エーイ!ままよ。激しい暴露大会でも

おっぱじめようぜ!

とはなかなか行かない。

これは俺と湯川との熱い男の義理人情ー

愛憎入り乱れての複雑なこころの絡み合い

というのがあるのだ!! なっ、トーベン。

というわけで、ウーム、ますます書く事が

なくなってしまったでは ないか。

おっかしいなあ、こんなはずでは

なかったのに、とにかく言いたい事が山ほどあって、

それを一挙に書き放てないとうことは、

これはツライのだ!!

ただ今になって言えることはトーベンには

随分勉強させてもらったっていうことだな。

とにかく一緒にPLAYするのが楽しかったし、

そういう中から音楽に対する姿勢や

アプローチを見せてもらい、参考にして、

ある意味では自分の中で救いに

なっている部分があるもの。

本音を言えば、

ずっと一緒にPLAYしていたいのだけれど、

今はトーベンの脱退にまでいたった心

境を大事にしたいもんな。

まっ、いずれどこかでまた一緒にやりたいね。

それまで元気で自分の音楽をしてくれたまえ。

(などと偉そうに構えて幕を閉じる)

 

GOOD BYE TOBEN BY JICK

今までいろんな奴と組んできて、

そんでいろんな奴が抜けてったり

ひっこぬかれたり。

確かに誰かが抜けてくとき、すごく淋しいし、

もうどうしたらいいのか全然

考えられなくなっちまうこともあった。

人の顔もみられなくなっちまう

くらいツライときもあった。

でも、その一人一人が俺たちに

必ず何かを残してってくれた。

そのたびにおいらは強くなった。

考えてみるとオリジナルメンバーって、

ほんとにおいら一人っきりなんだけど、

だからといって、一人で力み狂って

バンドを守ってきたワケじゃない。

なぜならいつでもおいらには

仲間がいたからだ。

その時代、時代の子供ばんどのユニットが

本気で頑張ってきたからこそ、

ここまで来れたんだと思う。

絶対に。

だから抜けてった奴らも、

みんなそれぞれの道で頑張ってる限り、

心のどこかじゃ子供ばんどのメンバー

なんだって思う。

いつでも前向きに歩いて行くさ。

さよならトーベン また逢おうぜ

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